ともとものガラクタ音楽会
一体その秘密は !?
以下、「ともとも」こと山口ともからのコメントです。
長く続けるためには、楽しむこと。『雑音』を音楽に。
本来、物が持つ価値が破壊されている気がしてなりません。私たちひとりひとりが確かな精神を持って、物を大切にしなければ、不用品は増え続ける一方だと思います。「リサイクル」が叫ばれ、意識が高まっても「楽しんで」しなければ、長続きはしないでしょう。
僕が「楽しんで」取り組めることは、『身近にある不要品を利用し、それが持っている音を引き出す』ということでした。この地球上の全ての物には音があります。普段は、楽器として使われていない物たちの音は『雑音』と思われていることが多いです。
しかし、僕のガラクタ音楽会では、それらを『楽器』として加工し、『新たな音』として誕生するのを観客の皆さんと一緒に発見し、音に対する意識を高めていければ、と思っています。壊して再利用するのではなく、その物をいかに楽器にするか。
発想次第でどんなモノにでも変身してくれます。これが楽器にかかわらず、皆さんが他の利用方法を発見することに繋がっていけば、こんなにうれしいことはありません。
音楽に間違いはない。遊びながら想像力を。
どのような順序で叩いても、間違いはないのです。自由な発想で音を楽しんでもらうためを、そのままの自分の感性で叩けば音楽になる楽器作りを目指しています。私の廃品打楽器たちは見た目の格好良さも大事にしています。
ワークショップなどで楽器を作製していると想像もしなかったような音が出てくることがよくあります。廃品打楽器作りはそこがおもしろい。結果の分からないもののおもしろさ、これは遊び心があればあるほど大きく膨らみます。こうして生まれた楽器たちの様々な音は聞く人に色々な想像をかき立て、想像力を養う手助けにもなっていることと思います。
心に余裕を持ち、心地よい音を聞き分ける耳を持ってほしいと願っています。
音を楽しむのが音楽、器の音を楽しむのが楽器、それを楽しむのが人間。
僕はそんなことを思いながらガラクタ音楽会を開催しております。
山口とも
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