トモオフィス/廃品打楽器協会

SPRING 1998年2月号に掲載されました

新聞・雑誌掲載
時計1998年2月6日(金)

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▼本文より

拾い物名人のシンプルな部屋づくり
バスルームとベランダにもご注目!

近所のゴミ置き場から、果てはロンドンの交差点で見つけたものまで、この部屋にはとにかく拾い物が多い。
「籘のタンスを見つけたときは一度帰ってまた寸法を図りに行った」と笑う。

でも、廃品が多いのに部屋はスッキリ。彼いはく、「捨て上手にならないと、拾い上手にはなれない」とのこと。

ユニークなのは、壁一面に写真を貼り、『とも’s ギャラリー』を名付けたバスルーム。さらにベンチと、お手製のテーブルを置いたベランダも楽しい。

撮影終了後間際に、ともさんが「これ僕のコレクションなんです」と見せてくれたのは、ド派手な衣装と帽子の数々。

パーカッショニスト、写真家として活躍する一方、作曲をし、イラストを描き、タップを踊り・・・・・。実に多才多芸な彼は「アーティスト」より「芸人」という言葉が似合う貴重な人である。

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玄関の壁には自分の作品が。

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バスケットシューズにスパンコールを貼って作った力作。バックには「これぞ芸人」と言うべきステージ衣装がズラリ。

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『写真家』としてのともさんの一面が窺える現像コーナー。

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和室にあるアンティークの柱時計と籐の棚も拾い物。この棚のなかには食材がギッシリ。

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簾をカーテンや部屋の仕切りとして利用するアイデアはお見事。じつは、この簾も拾い物。CDデッキの上には、彼が以前レコーディングし参加したシオン、esqなどのアルバムが。

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「遊びに来た人が必ず入る場所だから」と、バスルームを『とも’s ギャラリー』と名付け、友達や風景を写した作品を展示(?!)。

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「この部屋に入居して一番初めにしたのは、キッチンを使いやすくするためにシンクを持ち上げて高く設置したこと。」彼はイタリア料理やタイカレーが自慢の料理通。食材は専門店へ出向き業務用を買うという凝りよう。棚は手作り。ガス台はなんと拾い物。セロハンを貼った照明もおちゃめ。

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ベランダにある時計。手前はイミテーションで、中山美穂のコンサートで使用したもの。奥の時計は拾い物で、これは本物。

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木製のベンチは友達からもらったそう。

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ベランダでは七厘で焼き鳥をすることも。テーブルは拾った鉢に板をのせて作った。